TAMAN is GOD 2
−前回までのあらすじ−
静岡から遠征してきた、私の先輩 Aんどう氏とNざわ氏。
GTチャレンジは不発に終わったが、
もうひとつのお楽しみ タマンゲーム に挑戦する。
しかし、GT戦時に自分のロッドを破損してしまったA先輩は
morethan short
にてモンスタータマンに挑むことになった。
突如現れた変質的タマン大好き神父朔太郎の言葉どおりに、
彼らにタマンは微笑むのか?
4.モンスター出現
船は、引き続きリーフの上を進む。
ミヨシでは私が、トモではA先輩とN澤氏がルアーをスリットに放り込む。
「ぉおうわぁ!きたっ!」
N澤氏の声が、初秋の太平洋に響き渡った。
私はルアーを回収し、後方へと急ぐ。
アフトデッキではドラグが絶え間なく悲鳴をあげ、
アンリパのロッドが大きく曲がっていた。
来た・・・、 モンスターだ!
「どうしたらいいんですか!敦さん!」
「ロッドをもっと立てて!ゴリ巻きです!何とか浮かせて!」
緊迫したやり取りが続いたが、ついに勝負は終了した。
モンスターが、
根 に入ってしまったのである。
「残念でしたね、次ぎに期待しましょう。
しかし、あのアタリは確実に70は超えていましたよ。」
敦船長が無念の感情を押し殺して、N澤氏をねぎらった。
N澤氏の陰茎が
それほどでもないという事実
が確認された瞬間であった・・・。
「すごい!もの凄い引きですね!
凄過ぎるなぁ、この引き!
どうにも出来ませんでしたよ!」
N澤氏は興奮を抑えきれずに、
陰茎を認めて貰えなかった
逃がした初タマンの迫力を大声で語っている。
「・・・・。」
それを無言で聞いていたA先輩が、ついに奇妙な行動に走った。
遠くを見つめながら、自分のチ◎コをロッドにPEで巻きつけ始めたのである・・・。
「・・・Aさん?なにをしているのですか!Aさん!」
A先輩は、私の問いかけに答えずに無言でPEを巻き続ける。
「もう少しなんだ・・・、もう少しロッドが長ければ・・・。」
そうつぶやきながら、先輩はロッドとチ◎コの結束に集中している。
しかし私は、A先輩の頬に
熱く光るもの を確認した。
「Aさん・・・、あなたは、あなたは・・・。
チ◎コが破損したロッドの代わりになると思っているのですか!
・・・こんなに
うっ血するまで強く縛り付ける
なんて、無理ですよ!A先輩!」
私は、PEが無くなるまで、
微妙なセット(アレとロッドのことよ!)を巻き続けようとするA先輩の肩をゆすってさらに訴える。
「もう止めてください!先輩、もういいんです!終わったのですよ!」
わたしは泣きながらA先輩の肩を抱いて、PEを巻く手の動きを強引に止めた。
「離せっ!アラーキー、離してくれ!俺は、こんなチャンスに、おっ、俺は…。」
私たちは、泣きながら船上で抱き合った。
敦船長も、美しすぎる光景に堪えきれず
全裸になり、そして号泣した。
ふと空を見上げると、少し頬を赤らめて微笑みながら
フル勃起した神父朔太郎
が興奮した目で私たちを見下ろしていた・・・。
「おぉ、神父朔太郎よ・・・。
私たちはどのようにすれば良いのですか?
お導きください…、神父!お願いします!」
私は泣きながら、
変質的偏執タマン大好き神父朔太郎 に懇願した。
「・・・素敵な光景ですね、アラーキー。
私は彼の行動に興奮感動しました・・・。
タマンは必ず微笑んでくれるでしょう・・・・
次の機会に。 」
「…えっ?次の機会?
って、コルラァ〜ァ、巨根変質的タマン偏愛神父朔太郎!
今日はもう釣れないのかぁ〜!!」
「…ごきげんよう、アラーキー。
…今日は、もうこれ以上我慢できません。
よいネタ光景を見せてくださって、オブリガード…」
そう言うと、巨根神父はキャビンの敦船長のところに向かった。
「キャプテン敦…、港に連れて帰ってください。さぁ、急いで!」
「さぁ、急いでって、アンタ結局 船に乗って帰るんかい!!
普通は、雲のかなたに消えていく シチュエーション だろ!
しかもまだ時間はあるぞ!この巨大陰茎偏執的変態タマンバカ神父!」
「わかりました神父朔太郎、今すぐ港に向かいましょう! 」
「えっ~~!! 敦船長!あなたまで何を言っているのですか!?」
確認すると、敦船長も
フル勃起 していた…。
かくして、優理丸は進路を変え、全速力で港へと向かった。
epilogue
結局、静岡から来たアングラーのタマンキャッチは次回に繰越となった。
「ぜひとも再チャレンジして下さい!お待ちしていますよ!」
敦船長が静岡組に熱く語りかけ、二人も大きく頷いて再戦を誓った。
そして敦船長は私に話しかける。
「次回は本気のGTで行きましょう!ぜひあなたにGTを抱かせてあげたいのです!」
その熱い言葉に、私も大きく頷きGT戦の早期の再チャレンジを約束した。
「
バカ侍赤侍共々に、よろしくお願いしますね!
しかしモンスタータマンにもぜひチャレンジしたいです!」
最後に港で熱い握手を交わし、我々は那覇に向かった。
帰りの車内で、A先輩とN澤氏はタマン談義を興奮気味に話していた。
ここにまた、沖縄のポテンシャルを体感し、魅了されたアングラーが生まれたのである。
しかし、私の頭の中には車内の雰囲気とは異なる、ドス黒い緊張感が沸き立っていた。
数日後に、代打で乗船が決まったイベントのためである。
・・・BULE DRAGON。恐怖の鬼船長 マンブーキャプテン の船である。
緊張しない人は、少ないのではないか?
GT初心者が、プロアングラーとその側近軍団との同船なんて…。
〜終わり〜
Tuned by 変態烏賊書房
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