TAMAN is GOD 2

巨匠アラーキー

2010年10月27日 10:25

−前回までのあらすじ−

静岡から遠征してきた、私の先輩 Aんどう氏とNざわ氏。
GTチャレンジは不発に終わったが、
もうひとつのお楽しみ タマンゲーム に挑戦する。

しかし、GT戦時に自分のロッドを破損してしまったA先輩は
morethan short
にてモンスタータマンに挑むことになった。


突如現れた変質的タマン大好き神父朔太郎の言葉どおりに、
彼らにタマンは微笑むのか?
4.モンスター出現


船は、引き続きリーフの上を進む。


ミヨシでは私が、トモではA先輩とN澤氏がルアーをスリットに放り込む。


「ぉおうわぁ!きたっ!」


N澤氏の声が、初秋の太平洋に響き渡った。
私はルアーを回収し、後方へと急ぐ。


アフトデッキではドラグが絶え間なく悲鳴をあげ、
アンリパのロッドが大きく曲がっていた。



来た・・・、 モンスターだ!



「どうしたらいいんですか!敦さん!」

「ロッドをもっと立てて!ゴリ巻きです!何とか浮かせて!」


緊迫したやり取りが続いたが、ついに勝負は終了した。

モンスターが、 根 に入ってしまったのである。


「残念でしたね、次ぎに期待しましょう。

 しかし、あのアタリは確実に70は超えていましたよ。」



敦船長が無念の感情を押し殺して、N澤氏をねぎらった。



N澤氏の陰茎が


 それほどでもないという事実 


が確認された瞬間であった・・・。


「すごい!もの凄い引きですね!
 
 凄過ぎるなぁ、この引き!
 
 どうにも出来ませんでしたよ!」



N澤氏は興奮を抑えきれずに、

陰茎を認めて貰えなかった 

逃がした初タマンの迫力を大声で語っている。


「・・・・。」


それを無言で聞いていたA先輩が、ついに奇妙な行動に走った。


遠くを見つめながら、自分のチ◎コをロッドにPEで巻きつけ始めたのである・・・。


「・・・Aさん?なにをしているのですか!Aさん!」


A先輩は、私の問いかけに答えずに無言でPEを巻き続ける。


「もう少しなんだ・・・、もう少しロッドが長ければ・・・。」


そうつぶやきながら、先輩はロッドとチ◎コの結束に集中している。

しかし私は、A先輩の頬に 熱く光るもの を確認した。


「Aさん・・・、あなたは、あなたは・・・。
 
 チ◎コが破損したロッドの代わりになると思っているのですか!
 
 ・・・こんなに
  

うっ血するまで強く縛り付ける 

 なんて、無理ですよ!A先輩!」


私は、PEが無くなるまで、
微妙なセット(アレとロッドのことよ!)を巻き続けようとするA先輩の肩をゆすってさらに訴える。


「もう止めてください!先輩、もういいんです!終わったのですよ!」


わたしは泣きながらA先輩の肩を抱いて、PEを巻く手の動きを強引に止めた。


「離せっ!アラーキー、離してくれ!俺は、こんなチャンスに、おっ、俺は…。」


私たちは、泣きながら船上で抱き合った。


敦船長も、美しすぎる光景に堪えきれず


全裸になり、そして号泣した。




ふと空を見上げると、少し頬を赤らめて微笑みながら

フル勃起した神父朔太郎

が興奮した目で私たちを見下ろしていた・・・。



「おぉ、神父朔太郎よ・・・。
 
 私たちはどのようにすれば良いのですか?
 
 お導きください…、神父!お願いします!」



私は泣きながら、 変質的偏執タマン大好き神父朔太郎 に懇願した。


「・・・素敵な光景ですね、アラーキー。
 
 私は彼の行動に興奮感動しました・・・。
 
 タマンは必ず微笑んでくれるでしょう・・・・

 



 



次の機会に。 」



「…えっ?次の機会?
 
 って、コルラァ〜ァ、巨根変質的タマン偏愛神父朔太郎!
 
 今日はもう釣れないのかぁ〜!!」




「…ごきげんよう、アラーキー。
 
 …今日は、もうこれ以上我慢できません。

 よいネタ光景を見せてくださって、オブリガード…」



そう言うと、巨根神父はキャビンの敦船長のところに向かった。




「キャプテン敦…、港に連れて帰ってください。さぁ、急いで!」



「さぁ、急いでって、アンタ結局 船に乗って帰るんかい!!
 
 普通は、雲のかなたに消えていく シチュエーション だろ!
 
 しかもまだ時間はあるぞ!この巨大陰茎偏執的変態タマンバカ神父!」




「わかりました神父朔太郎、今すぐ港に向かいましょう!



「えっ~~!! 敦船長!あなたまで何を言っているのですか!?」


確認すると、敦船長も フル勃起 していた…。

かくして、優理丸は進路を変え、全速力で港へと向かった。




epilogue


結局、静岡から来たアングラーのタマンキャッチは次回に繰越となった。


「ぜひとも再チャレンジして下さい!お待ちしていますよ!」


敦船長が静岡組に熱く語りかけ、二人も大きく頷いて再戦を誓った。

そして敦船長は私に話しかける。


「次回は本気のGTで行きましょう!ぜひあなたにGTを抱かせてあげたいのです!」


その熱い言葉に、私も大きく頷きGT戦の早期の再チャレンジを約束した。


「 バカ侍赤侍共々に、よろしくお願いしますね!
 しかしモンスタータマンにもぜひチャレンジしたいです!」



最後に港で熱い握手を交わし、我々は那覇に向かった。

帰りの車内で、A先輩とN澤氏はタマン談義を興奮気味に話していた。

ここにまた、沖縄のポテンシャルを体感し、魅了されたアングラーが生まれたのである。




しかし、私の頭の中には車内の雰囲気とは異なる、ドス黒い緊張感が沸き立っていた。

数日後に、代打で乗船が決まったイベントのためである。



・・・BULE DRAGON。恐怖の鬼船長 マンブーキャプテン の船である。


緊張しない人は、少ないのではないか?

GT初心者が、プロアングラーとその側近軍団との同船なんて…。


〜終わり〜

Tuned by 変態烏賊書房

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