› Arapedia › 2011年06月
2011年06月15日
まだまだ青い3
前回までのあらすじ-
台風明けの6月初旬-。
BLUE DRAGONに乗り込んだ私のポッパーに、ついにGTがヒットしてきた。
そして、SEXYリフト や 無意味なベイル返し などのアクシデントを乗り越えて、
リフトを繰り返し、ようやくGTを水面に浮かせることに成功する。
限界を超えている体力・・・。
ロッドを持ち上げる手を動かしているのは、精神力のみであった。
その精神力も、やがては限界を向かえるのであろうか・・・?
果たして、その結末は?
ようするに、昨日の続きです! 続きを読む
台風明けの6月初旬-。
BLUE DRAGONに乗り込んだ私のポッパーに、ついにGTがヒットしてきた。
そして、SEXYリフト や 無意味なベイル返し などのアクシデントを乗り越えて、
リフトを繰り返し、ようやくGTを水面に浮かせることに成功する。
限界を超えている体力・・・。
ロッドを持ち上げる手を動かしているのは、精神力のみであった。
その精神力も、やがては限界を向かえるのであろうか・・・?
果たして、その結末は?
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2011年06月14日
まだまだ青い2
前回までのあらすじ−
私のGTへの挑戦も幾度目かを数える6月に、初めて赤侍と一緒にBLUE DRAGONに乗り込むことになった。
しかし、期待に胸を膨らませていた私たちに、前日から突然の渋い状況にスポーニング突入の懸念があるとの情報が入る。
折からの南風によって荒れる海況のなか、出港後の早い段階で、あきさんにバイトが、そして赤侍にチェイスがあった。
船上のテンションは一気に跳ね上がったが、そこから長い沈黙がレールを敷いて待ち構えていた。
陰鬱な雰囲気に言葉数も少なくなっていく船内。
それでもアングラーは黙々とルアーをキャストし、キャプテンはさまざまなラインを諦めずにトレースする。
時間は正午を迎えた、本日の釣行の折り返しである。
あと半日−。
私たちのGTキャッチへの野望が、祈りへとその形を変えつつあった。 続きを読む
私のGTへの挑戦も幾度目かを数える6月に、初めて赤侍と一緒にBLUE DRAGONに乗り込むことになった。
しかし、期待に胸を膨らませていた私たちに、前日から突然の渋い状況にスポーニング突入の懸念があるとの情報が入る。
折からの南風によって荒れる海況のなか、出港後の早い段階で、あきさんにバイトが、そして赤侍にチェイスがあった。
船上のテンションは一気に跳ね上がったが、そこから長い沈黙がレールを敷いて待ち構えていた。
陰鬱な雰囲気に言葉数も少なくなっていく船内。
それでもアングラーは黙々とルアーをキャストし、キャプテンはさまざまなラインを諦めずにトレースする。
時間は正午を迎えた、本日の釣行の折り返しである。
あと半日−。
私たちのGTキャッチへの野望が、祈りへとその形を変えつつあった。 続きを読む
2011年06月14日
まだまだ青い
『 一皮剥けたな。
これで一人前のチ◎コやな。 』
by 大久保幸三(1969年~)
プロローグ
5月下旬、沖縄−。
非常に強い『台風2号』の襲来により、紺碧の東シナの海には強烈な濁りが発生していた。
数日後に迫ったGT船 『 BULE DRAGON(沈没回数1回) 』 への乗船=GTチャレンジ を目前にして、マンブーキャプテンのブログには驚異的なGTキャッチの記事が掲載されている。
『ヤバいぜ、これは来ちゃうぜ。』
と、期待感を最大に膨らませた赤侍のつぶやきが私の“妄想(イメージ)”を煽ってくる。
『キャッチできたら良いなぁ。
デカバンのGTとのファイトはどのようなものなのだろうか?
あれほどレジェンド(大久保幸三氏)に言われたフッキングは
はたして出来るのだろうか?』
レジェンドがスーパーストライクでみせた、
ロッドを横に曳いて合わせるフッキングは物凄く格好が良い。
その瞬間の負荷はいかほどのものなのだろうか?
GTのランは?
リフトアップは?
いったいどのような感覚なのだろうか?
イメージだけが数キロ先を走っているため、
私の脳内は、まさに妄想を繰り返している『処女』のような状態になっていた。
(私は男性なので『処女の妄想』がいかなるものなのかよくわからないが、
期待半分、不安半分という感覚であろうか?
しかし、男性が思い描く妄想は良くわかっ・・・後略)。
深夜残業の連続による睡眠不足がピークに達しているなか、
当日の朝4時に携帯電話にメールが届いた。
送信者:赤侍
内容 :『おはようございます』 以上
運命の釣行が始まった。
続きを読む
これで一人前のチ◎コやな。 』
by 大久保幸三(1969年~)
プロローグ
5月下旬、沖縄−。
非常に強い『台風2号』の襲来により、紺碧の東シナの海には強烈な濁りが発生していた。
数日後に迫ったGT船 『 BULE DRAGON(沈没回数1回) 』 への乗船=GTチャレンジ を目前にして、マンブーキャプテンのブログには驚異的なGTキャッチの記事が掲載されている。
『ヤバいぜ、これは来ちゃうぜ。』
と、期待感を最大に膨らませた赤侍のつぶやきが私の“妄想(イメージ)”を煽ってくる。
『キャッチできたら良いなぁ。
デカバンのGTとのファイトはどのようなものなのだろうか?
あれほどレジェンド(大久保幸三氏)に言われたフッキングは
はたして出来るのだろうか?』
レジェンドがスーパーストライクでみせた、
ロッドを横に曳いて合わせるフッキングは物凄く格好が良い。
その瞬間の負荷はいかほどのものなのだろうか?
GTのランは?
リフトアップは?
いったいどのような感覚なのだろうか?
イメージだけが数キロ先を走っているため、
私の脳内は、まさに妄想を繰り返している『処女』のような状態になっていた。
(私は男性なので『処女の妄想』がいかなるものなのかよくわからないが、
期待半分、不安半分という感覚であろうか?
しかし、男性が思い描く妄想は良くわかっ・・・後略)。
深夜残業の連続による睡眠不足がピークに達しているなか、
当日の朝4時に携帯電話にメールが届いた。
送信者:赤侍
内容 :『おはようございます』 以上
運命の釣行が始まった。
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