てぃーだブログ › Arapedia › 2010年03月

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Posted by TI-DA at

2010年03月16日

SABERING  A  GO!  GO!

 「遅延は失敗にまさる。」


by トマス・ジェファーソン(アメリカ合衆国第3代大統領)



a prologue


先日から続いていた寒波も終息に向かい久しぶりに3月の沖縄らしい気候に戻った某日、赤侍氏と私の乗り込んだ車は南へと県道を下っていた。

ドライバーの私は、人差し指の腹でその頂上部分を五拍子を刻みながら軽く叩き、緩いカーブに合わせて少し右にハンドルを切る。

そして、視界から後方に消えていくオレンジ色の外灯の数が徐々に増え、
目的のポイントが近づいてきたことを車内の空気が感じ始めた。


「今日は、釣れるまで帰りませんよ。」


人工的な明かりがまったく存在しない水平線の方向を見ながら、
赤侍氏がポツリとつぶやく。

低くかすれたその声は、
赤侍氏の決意の固さを吐露するのにピタリと合致している。


これまでのデータから行くと、今日は烏賊が接岸する可能性が高い…。
しかし、私たちのロッドはルアーロッド、さらにリーダーの先端にはワイヤーが結束されている。



…サーベリング。



今夜のターゲットは、太刀魚。

それも『ドラゴン』と呼ばれるメーターオーバー、2キロUPを狙う。  続きを読む


Posted by 巨匠アラーキー at 10:25Comments(16)さ行

2010年03月08日

補習の時間2

撃沈…。


重厚な鋳物の如く重く、そして梅雨空の低く垂れ込める雲のように陰欝としたその響き…。

アングラーとしては、あまり聞きたくはないフレーズである。


『次の釣行こそ…。』


そんな小さな雫ほどの保証すら無い『期待と希望』を背景とする、
闇夜の薄い雲のように不確かな『自信と確信』が
アングラーをフィールドへと誘う。


どれだけの時間と金を費やすのか?

どこまで走り続けるのか?

釣果という終わらない結論を求めて、アングラーは今日も水面を見詰める。




重要なことは、道具やスキルではない…。




人知れず地下で躍動を繰り返すマグマの如く燃えたぎる闘志と、
眩しさ故に肉眼では捉えることが出来ない太陽フレアーのように
沸き上がる狩猟本能が必要なのかもしれない。

魂の補習講義は続く…。



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Posted by 巨匠アラーキー at 10:25Comments(10)か行

2010年03月02日

補習の時間

『見よ、私はあなたがたに超人を教えよう。
超人こそ、この稲妻、この狂気なのだ。』


フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
(Friedrich Wilhelm Nietzsche, 1844年10月15日 - 1900年8月25日)
ドイツの哲学者・古典文献学者。





日本の教育は大丈夫なのか…。

子に甘く、給食費を払わない親、
職務を放棄して政治的な活動を行う教師。

教育現場の崩壊が叫ばれて久しいが、
子を持つ親としては、やはり不安である。

教育とは何か?

教え、育てる。はたしてそれだけなのことか?
自我を見出だせない子供たち、
そして打開策を求めて苦悩する教師。


現代の教育現場に必要なものは、一体何か?


今回のArapediaのテーマは『教育』。


しかし、冒頭で述べた教育現場とは全く関係は無い。
教育現場で頑張っておられる諸兄は、期待して読まないでほしい。


なぜなら、

Arapediaなのだから…。


今回の補講は、

『撃沈した。また撃沈した・・。』

と落ち込むアングラーを再教育することが目的なのである。


釣れない期間が長く続いてしまうと、落ち込んでしまう「あなた」。
あなたに必要なものは、ニーチェの唱えた『超人思想』かもしれない。
そしてあなたは待っているのかも知れない、



 …超人の出現を。   続きを読む


Posted by 巨匠アラーキー at 10:25Comments(12)か行